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更新日:2024年2月15日

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H24年 3月分 秘密の葵E話

親から受け継がれた「松野のお話」

会員番号9
ペンネーム Small Nightさん(駿河区在住)からの投稿です。

静岡市街から北へ車を走らすこと30分、茶畑が広がるなだらかな丘の上に私の生まれ育った松野地区があります。この地区のちょっと不思議な言い伝えをご紹介します。“正月に餅をついてはいけない、もしついてしまうと災いが起こる”と伝えられており、それには、こんな古くからのお話があるのです。
昔、駿河の国、松野の城に村人からとても慕われていた殿様がいました。ある日、都の戦に行く事になりました。帰ったら暮の餅つきと正月の餅は是非村人と一緒に味わいたいものだと言い残し出発したものの、いつまで経っても殿様は帰らなかったそうです。しかし、ある村人がとうとう餅をついてしまったのです。すると、その村人は死んでしまいました。同日、殿様の討ち死を聞いて悲しんだ村人は、それからというもの、正月十五日を過ぎるまでは、餅をつかない事にしたそうです。この習わしが言い伝えとなり、今でも松野地区の親から子、孫へと受け継がれています。

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