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更新日:2024年4月1日
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全庁を挙げた取組の推進
静岡市では、第4次静岡市総合計画(令和5(2023)年度~令和12(2030)年度)の中で、SDGsの推進を明確に位置付けました。
SDGsの理念を本市の政策・施策に取り込むことで、SDGsの推進に大きく寄与し国際社会への責任を果たすとともに、公益性と事業性の両立を図りながら「世界に輝く静岡」を実現していきます。
庁内のSDGs重点事業
SDGs重点事業一覧表(PDF:556KB)を掲載しています。
SDGs重点事業(抜粋)
有機農業推進事業(経済局農業政策課)
SDGsの観点からみた有効性
化石燃料、化学農薬・肥料の不適切な使用等により、気候変動や生物多様性への影響が懸念されている中で、環境負荷低減と収益性向上が両立した有機農業を推進し、持続可能な農業を実現する。
事業概要
有機農業推進の障壁と考えられてきた作業労力や販路確保などへの課題に関し、軽労かつ高収益で取り組みやすい有機農業を実現するため、これまでの個々の取組から、今後は地域一体で推進することとし、下記の取組を実施していく。(R6年度新規事業)
1.有機転換の支援
- 栽培技術の確立・支援(茶)
- 栽培技術指導
- モデル圃場での生産コストと安定供給の実証(茶)
- JAS認証で高収益化が見込まれる作物の選定(野菜・果樹)
2.資源循環システムの構築
- 破砕竹や食物残渣等を活用した堆肥の製造(農産物全般)
- 資材調達ルート、製造方法,需要に応じた成分・荷姿等の検討
3.作業労力の軽減
- 学術機関との連携による、労力・環境負荷の低減(自然薯)
4.高価格・安定的販売環境の整備
- 学校給食での食材活用のルート整備と導入(農産物全般)
- お茶ツーリズム商品開発(茶)
- 有機農産物を中心とした市場の開拓と確立(農産物全般)
公用車の次世代自動車化推進事業(財政局管財課)
SDGsの観点からみた有効性
エコカーの普及を推進し、脱炭素社会の実現と住み続けられるまちづくりに寄与する。
事業概要
市役所の温室効果ガス削減に向けた取組の一環として、公用車の次世代自動車への転換を推進し、「第3次静岡市地球温暖化対策実行計画」に掲げる“2030年度温室効果ガス削減目標51%削減(対2013年度比)”の実現に寄与する。
1.次世代自動車の導入
更新車両について、代替可能な次世代自動車がない場合等を除きすべて次世代自動車とし、かつ電気自動車(EV)又はプラグインハイブリッド自動車(PHV)を優先して導入する。
2.充電設備の整備
EV・PHVの導入に応じて、充電設備(普通充電器)を整備する。
実施状況(実績)
FCV | EV | PHV | HV | クリーンディーゼル | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
2台 | 5台 | 0台 | 37台 | 52台 | 96台 |
(注釈)
- 消防局、上下水道局、清水病院管理車両を除く。
- リース車両・納車待ち車両含む。
- FCV:燃料電池自動車、EV:電気自動車、PHV:プラグインハイブリッド自動車、HV:ハイブリッド自動車
令和3年度:5台 | 令和4年度:5台 | 令和5年度:14台 |
---|---|---|
FCV(リース):1台 EV:1台 HV:2台 クリーンディーゼル:1台 |
HV:4台 クリーンディーゼル:1台 |
EV:2台 HV:11台 クリーンディーゼル:1台 |
関連リンク
スタートアップ協業等促進事業(経済局産業政策課)
SDGsの観点からみた有効性
革新的なアイデア・技術を有するスタートアップを呼び込み、新たな価値・競争力を創出することで、地域課題解決や地域経済の活性化につなげる。
事業概要
- スタートアップとの連携による地域課題解決やスタートアップとの協業促進による、新たな価値の創造と市内経済の活性化
- 若者に対するアントレプレナーシップ教育等による、次世代のスタートアップ人材の育成
- 市内連携体制の構築及び活動環境整備により、スタートアップの呼び込み・定着を図る
【事業内容】
- スタートアップとの連携による、地域課題・中小企業の経営課題の解決促進
- 市内での事業展開や実証実験を望むスタートアップと地域企業との共創・社会実装の支援
- スタートアップとの連携促進に向けた環境整備
- 市内学生向けアントレプレナーシップ教育、次世代人材育成
実施状況(実績)
応募総数 | 60件 |
---|---|
採択者数 | 5者 |
支援チーム参画団体 | 19団体 |
静岡地域材活用促進事業(経済局森林政策課)
SDGsの観点からみた有効性
「オクシズ木材」の活用を促進し、森林を循環させることで、適切な森林整備及び資源の流通促進、林業従事者等の支援に貢献する。
事業概要
本市の豊かな森林資源であるオクシズ材の利用拡大及び流通促進を図ることで、適切な森林整備を促し、森林吸収源対策及び出口拡大による林業従事者等への支援に資する。
1.静岡ひのき・杉の家推進事業
オクシズ材を活用する住宅建築(新築・改築・改修・リフォーム)の建築主へ構造材・内装材を提供する事業。
2.静岡ぬくもりの空間推進事業
オクシズ材を活用する公益的施設(幼稚園・保育園・高齢者福祉施設)及び商業施設の建築主(新築・改築・改修・リフォーム)へ構造材・内装材を提供する事業。
実施状況(実績)
住宅(H15*~) | 公益的施設(H21~) | 商業施設(R1~) |
---|---|---|
4,463棟 | 43件 | 17件 |
関連リンク
(仮称)南アルプスユネスコエコパーク・ミュージアム整備事業(環境局環境共生課)
SDGsの観点からみた有効性
南アルプスの豊かな自然の保全や利活用、地域経済の活性化を目指し、持続可能なまちづくりを推進する。
事業概要
令和6年、南アルプスユネスコエコパークは登録10周年を迎える。「ユネスコエコパーク」と「SDGsローカルハブ都市」というモデル地域として、「生態系の保全と持続可能な利活用の調和」の実践状況を世界へ発信する。南アルプスユネスコエコパークの理念に基づき、南アルプスの自然環境の保全と利活用の好循環を生み出す仕組みづくりを進めていく。
当事業で整備するミュージアムにおいては、「共感でパートナーシップ(共働)の輪が拡がる」ことを目指している。
ユネスコエコパークとSDGsの理念の大切さとその実現のために行動することの必要性を体感してもらい、自分もパートナーの一人として、「生態系の保全と持続可能な利活用の調和」に貢献するために行動しようという共鳴・共感・共働の輪が拡がるようにしていく。
実施状況(実績)
令和7年6月のグランドオープンを目指す。
ミュージアムの発信方法については、楽しく「知る」「体感する」「共感する」「パートナーに加わろうと思う」の4つの構成とし、南アルプスの豊かな自然環境や、自然の恵みに育まれた人の営み、人と自然との共生の大切さを伝えるほか、保全活動に取り組む地域、団体、学校等の思い描く夢や希望、明るい未来などを伝える。
展示コンテンツは、専門家や研究者等と連携し、高い専門性を確保しながら、デジタル技術を活用し、マルチスクリーン映像などによるイマーシブ体験(没入体験)を提供する。
静岡市プラモデル化計画推進事業(経済局産業振興課)
SDGsの観点からみた有効性
「模型の世界首都静岡」を推進し、ヒト・モノ・コトを呼び込み活力あるまちづくりを進める。また、廃棄されるプラモデルランナーを回収し、ランナーアート制作に用いることで資源の有効活用を呼びかける。
事業概要
本市の地場産業を代表するプラモデルを活用して、市民等に対しものづくりの魅力を伝えるとともに、まちの賑わいや地域への愛着等を育むため、「環境づくり」、「人財づくり」、「コンテンツづくり」の3つの柱から官民連携による総合的なまちづくり施策を展開し、将来にわたって活力ある都市を目指す。
1.環境づくり
- 民間企業等におけるプラモデルデザインを活用した工作物等の設置
- プラモデルの魅力を伝えるための市内におけるキャンペーンの実施
2.人財づくり
- ものづくりプラモデル大学の実施
- ものづくりキャリア教育の実施
- ホビーショー小中高校生招待日の開催
3.コンテンツづくり
- 中高生を主役とした模型大会事業の開催
- 企業や団体とのコラボレーションによるプラモデルを活用したまちづくりの実施
実施状況(実績)
R2年度 | R3年度 | R4年度 | R5年度 | 合計 |
---|---|---|---|---|
4 | 1 | 2 | 5(予定) | 12 |
R3年度 | R4年度 | R5年度 |
---|---|---|
20 | 23 | 31 |
R3年度 | R4年度 | R5年度 | |
---|---|---|---|
参加校数(校) | 10 | 19 | 17 |
参加児童数(名) | 653 | 1,322 | 978 |
廃棄されるプラモデルランナーを回収し、ランナーアート制作に使用しています。
SDGs推進・連携加速化事業(総合政策局企画課)
SDGsの観点からみた有効性
主に企業・団体等のパートナーシップによるSDGsの取組を推進し、地域課題や社会課題の解決につなげることで、SDGsの達成に寄与する。
事業概要
「SDGs未来都市」「SDGsハブ都市」である本市は、SDGsの達成に向けた取組において先導的な役割を担っている。SDGsの達成には行政だけでなく、市民一人一人の「行動」や、企業・団体等との「連携」による取組が重要であることから、取組促進・連携強化を図る。
1.SDGs連携アワード
2以上の事業所・団体による連携したSDGsの取組のうち、他が真似しやすい(汎用性の高い)取組を表彰する制度。
2.SDGs宣言事業
市内事業所・団体からSDGs宣言を募集し、自発的にSDGsに取り組む事業所・団体を増やすことを目的とした事業。
3.SDGsユースサミット
積極的にSDGsに取り組む中・高・大学生に自身の取組を発表してもらい、同年代の行動促進、企業との連携創出を図る事業。
関連リンク
静岡市SDGs実施指針~持続可能なまちづくりのために~
静岡市のSDGs推進に関する基本的な考え方と必要な事項を定めるため、平成31(2019)年3月に「静岡市SDGs実施指針」を策定しました。
令和3年4月1日、今後も全庁をあげて更なるSDGs推進を図るため、これまでの取組成果や運用状況などを踏まえて、「静岡市SDGs実施指針」の改定および「静岡市SDGs実施指針の運用基準」の策定を行いました。
令和5年4月1日、第4次静岡市総合計画にSDGsの推進を位置づけたことを踏まえて「静岡市SDGs実施指針」を改定しました。
静岡市4次総・SDGs推進本部会議
「静岡市4次総・SDGs推進本部会議」は、第4次静岡市総合計画の推進及びSDGsの推進を図ることを目的として開催します。
※令和5年3月に「静岡市創生・SDGs推進本部会議」から会議名称及び役割を変更しました。
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