静岡市の姉妹都市であるフランスのカンヌ市をご存知でしょうか。
カンヌ市は、フランスの南東部のアルプ=マリティーム県にあり、パリから南東約950km、人口約7万人の都市です。ニースと並ぶ高級リゾート都市として有名で、コートダジュール(紺碧の海岸)と呼ばれる地中海沿岸上に位置しています。
静岡市とは、1989年、カンヌ市が日本の自治体との姉妹都市提携を希望し、特に東京付近で海岸を持つ都市を望んでいたことから、静岡市でも前向きに検討をすすめ、1991年に提携を正式決定したことが両市の関係の始まりです。
姉妹都市提携20周年を記念して、昨年の12月、市民の皆さまと40人でカンヌ市を訪問してまいりました。
カンヌ市のベルナール・ブロシャン市長の表敬訪問では、ブロシャン市長から「静岡とカンヌは遠いけれど、心は近くにあります。カンヌは世界で一番美しい都市だと思っています。カンヌ市では、自分の家のように過ごしてください。」と歓迎の言葉をいただきました。
カンヌ市との姉妹都市交流会議では、今後の、両市の交流について率直な意見を交換し、映画、バレエ、消防士の交流などについて話しあいました。これについては、今後、検討してまいります。
また、カンヌ柔道クラブやカルノ高校を訪問しました。
カンヌ柔道クラブは、1994年に設立され、各大会の実績や多くの有段者を輩出していることから、全仏柔道連盟の中でも重要な団体の一つとして認められています。音楽に合わせた護身法なども披露され、活発な活動が紹介されました。同クラブの若手柔道家を中心に、今年秋頃、来静する予定です。
カルノ高校は、国立の普通高校で、高校卒業後に進学可能な映像専門学校が併設されています。以前は、静岡市内の高校とインターネットを通じて相互の交流をしていましたが、現在は疎遠になってしまった経緯があり、静岡市内の高校との交流を復活させたいとの希望がありました。
休日を利用して、地元の仏日協会の会員を中心とした一般家庭へのホームビジットもさせていただき、カンヌ市民と交流を深めることができました。
さらに、地震体験発表会も行われました。これは、東日本大震災を受け、静岡市がどう行動し、どのような対策を考えているのかを聞いてみたいとのカンヌ市民の要望で開かれたもので、訪問団全員とカンヌ市民及び議員約60人が参加し、活発な意見交換が行われました。
カンヌ市は、世界的に有名な観光地ですが、静岡市も海と山に囲まれた美しい都市です。今後、カンヌ市との交流を通じて、観光都市としてのカンヌ市の政策についても学び、市政へ活かしていきたいと考えています。