●栄西禅師「喫茶養生記」
1191年(鎌倉時代)に宋から帰国した栄西禅師は、臨済宗を伝えると共にお茶の種子を 平戸の地に蒔き、抹茶のルーツとなる製茶方法やお茶のたて方を人々に伝授しました。
有名な「喫茶養生記」の冒頭、「茶は養生の仙薬なり、延齢の妙術なり」は、現代にも 通じるお茶についての名言です。秦の始皇帝の頃から求められてきた不老不死の薬は、
実は抹茶だったという説もあります。 |
●静岡茶の祖、聖一国師
静岡にお茶を伝えたのは、静岡市出身の高僧聖一国師と伝えられています。栄西より 40年ほど後に中国に渡り、やはり臨済宗と茶を持って帰国しました。現在の静岡市足
久保にお茶の種を蒔いたのが、静岡茶の始まりとされています。 |
●茶の湯文化
中世の日本では、お茶は薬用よりも文化として独特のスタイルを築いていきます。室町
時代の貴族達のお茶を飲み当てる「闘茶」から、茶室でのもてなしの形に発展し、「茶 の湯」という哲学的な世界が完成します。千利休による「一期一会」の精神文化は、そ
の後の武士の時代へと受継がれ、今日も日本独特の美意識として高く評価されています。
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