微生物学担当
検査項目の概要
○食品、環境水等の細菌検査
食品などが衛生的に製造され、流通している間に汚染など受けていないか、また浴槽水
やプールなどの環境水が、細菌によって汚染を受けていないか調べます。
○食中毒原因菌等の検査
食中毒の原因はウイルスを含めて20種類以上にも及びます。
食中毒の原因菌を調べることで2次発生を防止したり、発生を予防するためのノウハウを
集積することができます。
○感染症の原因菌検査
感染症の予防に関する法律に、90種類の疾患が指定され、患者発生の情報の収集や病
原体の検査が必須となりました。
市民の健康を守り、万一これらの感染症に罹った場合は感染を最小限の範囲に止めるよ
う検査を行います。
細菌検査
検査項目の中で、細菌の検出を目的としたものです。食品や風呂水等の衛生状態の目安となる細菌、食中毒や各種感染症の原因となる細菌の有無を調べます。
@規格基準検査
事故や苦情では無く、市販されている食品が食品衛生法の基準に合致しているか否
かを調べます。
対象は、大腸菌、大腸菌群、一般細菌および黄色ブドウ球菌等、一部の食中毒菌で
す。
A環境関係検査
風呂やプールの水等を検査します。
対象は、レジオネラ属菌、大腸菌です。
B食中毒検査
検便、汚染されてある部位のふきとりを検査します。
対象は、食中毒を起こす可能性がある細菌(17種類程度)です。
近年、鶏肉の刺身など食肉の生食に伴い、サルモネラ菌やカンピロバクター菌による
食中毒が増加しています。
C感染症検査
喀痰や検便の検査をします。
対象は、結核菌、腸管出血性大腸菌、海外旅行関連のコレラ菌、チフス菌等消化器感
染症です。
検査方法としては、培養検査、免疫反応を用いる検査、顕微鏡検査、遺伝子検査等があり、状況に応じて組み合わせて実施しています。
ウイルス検査
検査項目の中で、ウイルスの検出を目的とするものです。
@食品衛生法に基づく検査
生食用かきのノロウイルスを対象としています。
A感染症検査
指定された医療機関で採取された検体、集団感染症、性感染症、肝炎ウイルス等の
検査を行っています。
検査方法は、培養検査、免疫反応を用いる検査、遺伝子検査がありまずが、培養法が確立されていないウイルスもあるため、遺伝子検査を主体とし、感染症検査、肝炎ウイルス検査では、免疫反応を用いています。
その他の検査
食品衛生法に基づき表示義務のある、「遺伝子組み換え技術応用食品」検査、食品中のアレルギー原因物質検査や、食中毒を引き起こす貝毒(麻痺性、下痢性)検査を行っています。
講座など
☆楽しい夏休み講座☆
小学生を対象に、食品の細菌を検査したり、体(手)にすみついている細菌を培養・観察するなど、体験形式の夏休み講座を開催しています。自由研究の参考にもなりますので、普段ふれることのできないミクロの世界に興味のある方は、ぜひご参加下さい。
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