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最近注目されている任意予防接種について(1月19日改)

 Hibワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチンが、最近相次いで日本国内でも使用できるようになり、注目されるようになってきました。


*静岡市の任意接種の対応について

 静岡市でも国の助成制度が成立したことから、希望する市民の方にHibワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチンの全額助成を行うことになりました。詳細はこちら

 
 
*静岡市は、任意接種の公費助成について、慎重な姿勢を取ってきました。一方で社会的関心や市民ニーズが高まっていることを受け、対応していく必要があるのではないか、とも考えておりました。
 このような状況の中で、国が全額助成のための制度を急きょ立ち上げることになり、政令指定都市や県内市町のほとんどが実施、または実施予定とする中で、静岡市だけが慎重な姿勢のまま公費助成をしないことは、希望する市民が少なくない中、接種機会の公平性という点は見過ごせない大きな問題と受け止めました。
  静岡市がこれまで慎重だった理由として、ワクチンの供給、地域差、安全性、定期接種化、健康被害や色々な考えを持つ方への対応等を挙げてきました。これらの点について、供給に関しては、メーカーによれば全体的には対応できる見込みであるとしていること、地域差については全国的な事業であることから、これらの点は概ね解消されたと考えられます。安全性や定期接種化に関しては、これまでの市の考え方からすれば十分とはいえませんが、国の予防接種部会で安全性が認められ、将来定期接種となることが見込まれることから、ある程度許容されるものと判断しました。

Hibワクチン(輸入ワクチン)

 このワクチンは、インフルエンザ菌b型(冬に流行するインフルエンザとは違うものです)による髄膜炎および重症肺炎など、重篤な合併症を予防することを目的としています。海外では、この菌による髄膜炎を大きく減らしたという実績があります。ワクチンを規定通り接種すると、免疫はほぼ100%つくとされています。

 

この菌による髄膜炎は、5歳以下のお子さんのかかる割合が多く、国内で年間600人程度発生し、5%程度が死亡、25%程度で後遺症が発生するとされています。人口比でみると、静岡市内では年間3〜4人がかかり、5〜6年に1人の死亡、年に1人後遺症を残す人が発生することになります。

 

ワクチンは2ヵ月〜5歳未満が対象ですが、年齢により接種回数が変わります。

 

接種開始年齢

接種回数

2〜7カ月未満

4〜8週間隔で3回接種、概ね1年後に1回追加の計4回

7カ月〜12カ月未満

4〜8週間隔で2回接種、概ね1年後に1回追加の計3

1歳〜5歳未満

1回

 

 副作用は、添付文書によれば局所反応(発赤44.2%、腫れ18.7%、しこり17.8%、疼痛5.6%)が主で、重篤な副作用は報告されていないとのことです。 

 また、海外の牛由来成分を含むことから、実際に発生した事例はありませんが、極めて低いとはいえ、伝達性海綿状脳症(狂牛病等)の理論上の可能性があるとされています。

 

肺炎球菌ワクチン(輸入)

 海外で実績をあげているワクチンで、23価ワクチンと異なり、小児用のワクチンです。肺炎球菌による髄膜炎等の重症化予防以外にも、中耳炎や副鼻腔炎など、一般的な感染症の予防効果も期待でき、抗生物質の効かない菌にも有効と考えられています。

 

ワクチンは2ヵ月〜9歳未満(公費助成は4歳まで)が対象ですが、年齢により接種回数が変わります。

 

接種開始年齢

接種回数

2〜7カ月未満

27日以上の間隔で3回接種、3回目の60日以上後に1回

7カ月〜12カ月未満

27日以上の間隔で2回接種、2回目の60日以上後に1回

1〜2歳未満

60日以上の間隔を開けて2回

2歳〜9歳未満

1回

 

副作用は、添付文書によれば局所反応(発赤7180.7%、しこり、腫れ64.571.8%、痛み7.516.9%)や発熱(37.5℃以上)18.624.9%が主で、重篤な副作用は報告されていないとのことです。

子宮頸がんワクチン(輸入)

 ワクチンで予防できるがんとして、注目されています。子宮頸がんは、性交で感染するヒトパピローマウイルス(以下HPVとします)が原因となりますが、たくさんの種類があります。女性の概ね5080%は感染するといわれていますが、ほとんどの方は自然に治癒し、ごく一部の持続感染となった人の中から、がんになる人が出てきます。

 現在日本で使えるワクチンは、2種類のウイルス(16型、18型)に効果があり、全HPVの5〜7割をカバーできるとされています。今のところ、接種後6年くらいの追跡では、該当するウイルスの感染や、それによる前がん状態、一部早期がんについてほぼ100%予防できるという結果が出ているようです。

 免疫は10年以上持続するとされていますが、長期的な予防効果については、まだ歴史が浅く、確実なことはわかりません。

 このワクチンは、該当ウイルスにかかる前に接種する必要がありますので、原則として10代前半の時期が望ましいとされています。すでにウイルスに持続感染している方や、がんにかかっている方には効果は期待できません。

 また、ワクチンではすべてカバーできないので、子宮頸がん検診をきちんと受けることが大切です。ワクチンだけでは十分といえません。

 接種回数は、1回目を接種して、1カ月後、6カ月後に1回ずつ、計3回接種です。

副作用は、メーカーの添付文書によれば、主なものとして局所反応(痛み99%、発赤88.2%、腫れ78.8%)の他、疲労57.7%、筋痛45.3%、頭痛37.9%、胃腸症状24.7%、関節痛20.3%とされています。

 

これらの3種類のワクチンは、任意接種のワクチンです。接種するかどうかは、上記に記載した情報等を参考に、接種医師と相談の上、保護者の皆様に決めていただく必要があります。

お問い合わせ

静岡市保健所 
保健予防課 予防接種担当

電話 054−249−3173
FAX 054−249−3153

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