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国登録文化財 旧マッケンジー邸

旧マッケンジー邸 外観 旧マッケンジー邸 夫妻

 旧マッケンジー邸は、静岡市駿河区高松の海岸沿いに建つ白い壁が美しい洋館で、戦前に建てられた洋風住宅の中で、県内唯一現存する大変貴重な建物です。
 この建物は、静岡市の名誉市民第1号であるエミリー・マーガレッタ・マッケンジー夫人が昭和47年まで住んでいたもので、帰米に際し、静岡市に寄贈されたものです。昭和62年に改修工事をおこない、静岡市の施設として、一般に無料開放しております。
 建物の特色
 赤い西洋瓦葺きの屋根、スタッコ仕上げの荒い白壁、アーチ型の窓、ロートアイアンの装飾グリル等が用いられたスパニッシュスタイルの住宅です。スタッコの荒い白壁に配された窓が建物に深い陰りをつくり出し、建物の外観にいっそうの存在感を醸し出しています。
 こうしたスパニッシュスタイルの建物は、明治時代には全くなく、大正時代の末から昭和時代初期にかけて流行します。源はスペインの様式ですが、日本のスパニッシュは米国から伝わってきたものです。
 旧マッケンジー住宅は、立地条件を考慮して、潮風による腐食を防ぐため、土台は木材を使わずコンクリートを打ち、床下や天井裏を広くし、風通しがよくなるよう配慮されています。建物の主な材料はナラとクリで、狂いを防ぐため、柱などには木目の違った木材をニカワで張り合わせた集成材を使っています。接着剤が発達していない当時としては画期的な技法といえます。
 このほか、スチーム暖房用の温水タンクを天井裏においてスペースを確保したり、ドアの真鍮製ノブに特注品を使うなど、細かい気配りがあちこちにうかがえます。マントルピースや台所のアメリカ製調理器具、水洗式のトイレ、地下室にボイラーを設置したスチーム暖房などの近代的な設備も当時のままに保存されています。
 建物の設計者は、日本各地に多くの作品を残したウィリアム・メレル・ヴォーリズです。

旧マッケンジー邸の概要

●所在地 … 静岡市駿河区高松2852番地
●構  造 … 木造地上2階地下1階建て塔屋付 洋瓦葺き
●規  模 … 敷地面積:3,134.66u 建築面積:282.10u 延床面積:555.66u
●設計者 … ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(近江八幡市名誉市民)
●文化財登録 … 国登録有形文化財(平成9年12月12日登録)

施設利用のご案内

施設利用の申し込みについて
 施設は文化・社会教育活動のために使用することができます。 文化財課へ15日以上前に所定の申込書(旧マッケンジー邸使用許可書申請書)を提出してください。 詳しくは文化財課(電話054−221−1066)までお問い合わせください。
注意
 ・見学のみの場合は、申請書は必要ありません
 ・営利目的及び宗教的・政治的な活動等には使用できません
 ・土曜日と日曜日は見学者優先のため施設を利用することはできません。
 ・1回の利用時間は2時間以内でお願いします。
 ・日程と使用方法等を確認しますので、申請書提出前に文化財課までご連絡ください。
入場料
 無料
開館時間
 午前8時30分〜午後5時
休館日
 月曜日(月曜日が休日にあたる場合はその翌日)
 国民の休日に関する法律に定める休日の翌日(日曜日にあたる場合を除く)
 年末年始(12月26日〜1月5日)
旧マッケンジー邸住所
 静岡市駿河区高松2852番地
 054−237−0573

アクセス方法

旧マッケンジー邸 位置図

バス
 「石田大谷」線 「浜敷地」下車
 東名静岡インターから約10分
 ・国道150号線沿いに駐車スペースあり


旧マッケンジー邸 内部 旧マッケンジー邸 内部
旧マッケンジー邸 1階平面図 旧マッケンジー邸 2階平面図
旧マッケンジー邸 望楼・地下平面図


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お問合せ先

生活文化局 文化スポーツ部 文化財課
☆054−221−1066(総務担当)
 054−221−1069(文化財保護担当)
 054−221−1085(埋蔵文化財担当)
 054−367−9436(埋蔵文化財センター)
 054−221−1451(FAX)
 
〒420−8602
 静岡市葵区追手町5番1号(静岡市役所静岡庁舎16階)

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