印刷

ページID:1229

更新日:2024年2月15日

ここから本文です。

合流改善2 合流式下水道と分流式下水道の長所と短所

合流式下水道

【長所】

  • 布設する管が1本で済むため、施工が容易であり、また経済的である。
  • 少しの雨であれば、雨水の汚れ(※1)も浄化センターで処理することができる。

【短所】

  • 大雨で雨水の量が増えると、雨で希釈された未処理の下水やきょう雑物が雨水吐[うすいばき]から公共用水域に放流されてしまう。
  • 道路上にある集水桝[ます]を通して下水の悪臭が出てくる。

合流式下水道のイメージ図

※1:雨の降り始めに合流管に入ってくる雨水(=初期雨水[しょきうすい])は、道路上の汚れ(=きょう雑物)が混ざっているため汚れの程度は大きいです。

分流式下水道

【長所】

  • 大雨の時でも汚水は、全て浄化センターで処理することができる。

【短所】

  • 雨水の汚れ(※1)は、そのまま河川などへ放流される。
  • 布設する管が2本必要となり、道路幅が狭い場所では施工が困難であり、費用も大きくなる。

分流式下水道のイメージ図

雨水吐とその仕組み

「雨水吐」とは、合流式下水道で整備した区域において、大雨による大量の雨水が合流管に流入して、浄化センターなどの施設に支障をきたさぬよう、処理能力以上の下水の流入を抑える施設をいいます。
合流管やポンプ場にいくつか設けられ、晴天時の汚水量の3~5倍(※2)以上の雨水が管に流入すると、雨水で希釈された下水が浄化センターで処理されることなく、雨水吐の堰[せき]を越流して河川や海などの公共用水域に排出され始めます。
雨水吐[うすいばき]のしくみ
晴天日、雨天日の雨水吐の違い
※2:全ての雨水吐で構造や堰の高さが異なるため、箇所毎で違いがあります

きょう雑物

「きょう雑物[ざつぶつ]」とは、下水に含まれる固形物をいいます。
家庭や商店からの排水に含まれる油や調味料が固まったオイルボール、トイレットペーパー、道路上のゴミ、木の葉、タバコの吸殻などを指し、希釈された下水に混ざって公共用水域へ放流されてしまいます。
きょう雑物[ざつぶつ]

合流改善3へ進む

合流改善1へ戻る

合流改善トップページへ戻る

お問い合わせ

上下水道局下水道部下水道計画課雨水計画係

葵区七間町15-1 上下水道局庁舎6階

電話番号:054-270-9215

ファックス番号:054-270-9216

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?