子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウィルスワクチン)について 印刷用ページ

最終更新日:
2018年4月9日
 子宮頸がん予防ワクチンの接種は、平成25年4月1日から予防接種法に基づく定期接種として実施されていますが、ワクチンの接種後に持続的な疼痛などの多様な症状の報告があったことから、現在、子宮頸がん予防ワクチンの接種を積極的にはお勧めしていません。
 定期接種としての位置付けは変わっていませんので、接種を希望する方につきましては、接種対象年齢(小学校6年生から高校1年生相当※の女子)の範囲内であれば無料で接種を受けることができます。
 接種に当たっては、有効性とリスクを理解したうえで受けてください。
※「小学校6年生から高校1年生相当」とは、「12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある者」を指します。

 平成30年1月に、厚生労働省から子宮頸がんワクチンに関する情報提供がありました。詳しくは、次のPDFファイルをご覧ください。

子宮頸がんワクチンの接種を検討しているお子様と保護者の方へ(PDF)

子宮頸がんワクチンの接種を受けるお子様と保護者の方へ(PDF)

子宮頸がんワクチンの接種にあたって 医療従事者の方へ(PDF)

子宮頸がん予防ワクチンの接種を検討している方へ

子宮頸がんの特徴

 子宮頸がんは、女性の子宮の入り口部分(子宮頚部)にできる「がん」です。日本国内では年間約10,000人が子宮頸がんにかかり、約2,700人が亡くなっています。
 子宮頚がんの原因は、性的接触によって感染するヒトパピローマウィルス(HPV)です。HPV自体は広くまん延しているウィルスです。HPVに感染しても多くの場合は自然に排除されますが、感染が続くとその一部が前がん病変となり、さらにその一部が悪化してがんになります。

子宮頸がん予防ワクチンの効果

 子宮頸がん予防ワクチンは新しいワクチンであるため、子宮頸がんそのものを予防する効果は、現段階ではまだ証明されていません。しかし、HPVの感染や子宮頚部の前がん病変を予防する効果は確認されています。
 子宮頸がんのほとんどは前がん病変を経由して発生することから、子宮頸がんを予防することが期待されています。
 厚生労働省が発表した資料によると、子宮頸がん予防ワクチンを接種することで、10万人あたり595~859人が子宮頸がんになることを回避でき、また、10万人あたり144~209人が子宮頸がんによる死亡を回避できると期待できます。

(出典:厚生労働省「子宮頸がん予防ワクチンの接種を検討しているお子様と保護者の方へ」)

子宮頸がん予防ワクチン接種後に起こり得る症状

 子宮頸がん予防ワクチンには、サーバリックスとガーダシルの2種類があります。ワクチン接種後に起こり得る症状については、それぞれのワクチンの添付文書(薬剤に添付される使用説明書)に次のとおり記載されています。
 
<サーバリックス>
◆発生頻度50%以上
疼痛・発赤・腫脹、疲労感
◆発生頻度10~50%以上、
掻痒、腹痛、筋痛・関節痛、頭痛など
◆発生頻度1~10%未満
じんましん、めまい、発熱など
◆発生頻度1%未満
注射部位の知覚異常、感覚鈍麻、全身の脱力
◆発生頻度不明
四肢痛、失神、リンパ節症など

<ガーダシル >
◆発生頻度50%以上
疼痛
◆発生頻度10~50%以上
腫脹、紅斑
◆発生頻度1~10%未満
掻痒・出血・不快感、頭痛、発熱
◆発生頻度1%未満
硬結、四肢痛、筋骨格硬直、腹痛・下痢
◆発生頻度不明
疲労・倦怠感、失神、筋痛・関節痛、嘔吐など

(参考:サーバリックス添付文書第11版、ガーダシル添付文書第4版)

 また、まれですが次のような重い症状も報告されています。

◆呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー(アナフィラキシー)
◆手足の力が入りにくいなどの症状(ギラン・バレー症候群という末梢神経の病気)
◆頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状(急性散在性脳脊髄炎(ADEM)という脳などの神経の病気)

副反応疑い報告の数と救済制度の対象となった方の数

 平成29年8月末までに報告された副反応疑いの総報告数は3,130人(10万人あたり92.1人)で、そのうち医師又は企業が重篤と判断した報告数は1,784人(10万人あたり52.5人)です。ただし、接種後短期間で回復した失神等も含んだ数です。
 平成29年9月末までに子宮頸がん予防ワクチン接種との因果関係が否定できないとして救済制度の対象となった方は、予防接種に基づく救済の対象者が、審査した計36人中21人、PMDA法(独立行政法人医薬品医療機器総合機構法)に基づく救済の対象者が、審査した計436人中274人です。合計すると472人中295人(10万人あたり8.68人)です。

(出典:厚生労働省「子宮頸がんワクチンの接種を検討しているお子様と保護者の方へ」)

子宮頸がん予防ワクチンの接種後に症状が生じた方へ

子宮頸がん予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口

 平成27年度に、厚生労働省と文部科学省が連携し、予防接種後に症状が生じた方からの相談に一元的に対応する相談対応窓口が各都道府県に設置されました。詳細は次のリンク先を御参照ください。

「ヒトパピローマウィルス感染症の予防接種後に生じた症状に関する相談窓口について」(厚生労働省ホームページ)


 静岡市では、静岡県とは別に相談窓口を平成27年度から設置しています。子宮頸がん予防ワクチンの接種後に生じた症状等でのご相談がありましたら、静岡市保健所 保健予防課 予防接種係まで御連絡ください(予防接種係の連絡先はページ下段にあります)。

子宮頸がん予防接種後に生じた症状の診療について

 接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関として、静岡県内では次の2医療機関が指定されています。

順天堂大学医学部附属静岡病院 麻酔科
電話:055-948-3111

浜松医科大学附属病院 産科・婦人科
電話:053-435-2662

 その他の医療機関の一覧は、こちらをご覧ください。

「ヒトパピローマウィルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関(平成27年4月1日現在)」(PDF)

※子宮頸がん予防ワクチンを接種した後に日常生活に支障がある症状が出たときは、まず接種医療機関など地域の医療機関を受診されるようお願いします。

平成25年3月31日までに接種を受け、その後何らかの症状が出た方へ

 予防接種後に何らかの症状が生じて医療機関を受診した方は、予防接種と症状の関連性が認定されると、医療費・医療手当が支給される場合があります。
 認定を受けるためには、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に請求する必要がありますが、支給対象となるのは、請求した日から遡って5年以内に受けた医療に限られています。該当される方は至急請求されるようお願いします。
 詳しくは、次のリンク先をご参照ください。

静岡市が実施した「子宮頸がん予防ワクチン・ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン」を平成25年3月31日までに受けた方へ

独立行政法人医薬品医療機器総合機構(医薬品副作用被害救済制度)ホームページ

PMDA救済制度相談窓口
0120-149-931
受付時間午前9時から午後5時まで
(祝日・年末年始を除く月曜日から金曜日まで)


※子宮頸がん予防ワクチンは平成25年4月1日から定期接種となったため、平成25年3月31日以前に接種を受けた方は任意接種としての扱いとなります。定期接種と異なり、任意接種の健康被害に関する救済給付の手続きについては、給付を受けようとする者が独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に対して請求を行うこととされています。

 
※平成23年2月1日から平成25年3月31日までの間に接種した子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンの接種後に症状が生じた方につきましては、入院相当の治療に加えて通院相当の治療についても、定期接種と同様の救済を受けられることとなっています。
 詳しくは、次のリンク先の厚生労働省通知(平成27年12月1日付)をご参照ください。

 「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業による健康被害の救済について」(PDF)

子宮頸がん予防ワクチン接種をご希望の方へ

 子宮頸がん予防ワクチンは、現在接種の積極的な勧奨は差し控えているものの、定期接種としての位置付けに変更はありませんので、接種をご希望の方は、定期接種の対象者・対象年齢であれば無料で接種することができます。

静岡市子宮頸がん予防ワクチン定期接種の対象者

・小学校6年生以上、高校1年生相当までの、静岡市内に在住する女子
※「小学校6年生以上、高校1年生相当まで」とは、「12歳に達する日の属する年度の初日から、16歳に達する日の属する年度の末日までの間にあるもの」を指します。

静岡市子宮頸がん予防ワクチン定期接種の実施場所

静岡市と定期接種業務委託契約を締結している医療機関

子宮頸がん予防接種実施医療機関一覧(PDF)

静岡市が実施した子宮頸がん予防ワクチンによる副反応等の状況調査について

 静岡市では、平成27年度に、子宮頸がん予防ワクチンを接種した方を対象とした副反応等に関するアンケート調査を行いました。調査の集計結果は次のとおりです。

アンケート集計結果(PDF)
自由記載欄(PDF)
通院していない理由(PDF)

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保健福祉長寿局 保健所 保健予防課 予防接種係

所在地:葵区城東町24-1 城東保健福祉エリア 保健所棟2階

電話:054-249-3173

ファクス:054-249-3153

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