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~静岡版「もったいない運動」継続中~

4R推進ポスターの画像、リフューズ(断る)、リデュース(減らす)、リユース(再利用する)、リサイクル(再利用する)

静岡版「もったいない運動」の目指すところ

現代の大量生産・大量消費・大量廃棄の社会は、地球規模での資源の枯渇、身近なところでは、廃棄物の最終処分場のひっ迫など、様々な問題を引き起こしています。
このような中、静岡市では、「人や物を大切にする心を育む」ことを基本理念に、日本人が忘れかけている言葉、『もったいない』をキーワードとして、静岡版「もったいない運動」を展開しています。
この運動では、多くの市民の皆さんに取り組んでもらうため、生活に密着した「ごみ」の減量を運動の主体とし、循環型社会の形成に向けて、市民の意識改革と実践行動を促し、「循環型のまちづくり」の実現を目指します。

 

静岡市の目標

家庭ごみの内訳円グラフ

家庭から出た燃えるごみの9割近くを生ごみ、紙類、プラスチック類が占めています。

この3つのごみ量を減らすことが、静岡市全体のごみを減らすことにも重要です。

静岡市では、一人1日当たりのごみ総排出量を、令和元年度比で、145g減量することを目指しています。

目標達成のためにも、「もったいない運動」に取り組んでいきましょう!

目標の詳細については、静岡市一般廃棄物処理基本計画をご覧ください(PDF:6,048KB)

目標

静岡版「もったいない運動」の取組

1.食品ロス、生ごみの削減

食品ロスとは、食べられることなく捨てられてしまっている食べ物のことです。
日本では、年間約523万トンもの食品ロスが発生しています。
日本国民1人1人が毎日お茶碗1杯分(114g)の量のごはんを捨てているのと同じことになります※1
※1農林水産省令和3年度推計値

私たちは、食料の多くを輸入により得ている一方で、大量の食べ物を捨ててしまっています。
食品ロスを減らすためには「もったいない」精神を持ち、食べ物を無駄にすることなく、大切に消費していくことが重要です。


フードドライブ実施の様子


回収食品

2.プラスチックごみの削減

2020年に日本から排出されたプラスチックごみは822万トン※2でした。
さらに大きく世界に目を向けてみると、2019年に世界から排出されたプラスチックごみは3億5300万トンでした。
2019年に世界で生産されたプラスチックの量は4億6000万トンとなっており、2000年と比べると2倍以上増加しています※3
プラスチックは安くて、軽くて、丈夫で、様々な形に加工できるため、私たちの生活に欠かせない素材となっています。一方で、排出されたプラスチックごみによって、生態系や地球環境など世界全体に大きな影響が出ています。また、微細なプラスチック(マイクロプラスチック)による人体への影響も危惧されています。
※2一般社団法人プラスチック資源利用協会2020年プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況
※3OECDGlobalPlasticsOutlook2022

プラスチックごみ削減の意識や関心を高めるため、市内企業と協働で市内小中学校・高校に向けた出前授業や、市民に向けた出前講座を実施しております。ごみ問題を自分事として捉えてもらうために、現状から自分たちにできることを考え、実際に取り組んでいただくことを目標としています。


授業の様子


ポスター作成の様子

3.4R推進に向けた協働の推進・体制づくり

くらしの中の4つの運動(市民・事業者・行政が家庭から出るごみの減量対策として、4Rをくらしの中で推進することにより、資源循環型ライフスタイルを目指す運動)を推進し、ごみ削減を目指します。
本市は事業者、4R推進委員会と共に「レジ袋削減に向けた取組に関する協定」を締結し、本格的に取組を行っています。

4.情報発信・環境教育・意識啓発の推進

静岡市には、ごみの減量や資源の有効活用に関して市民の皆さまに理解を深めていただくため、沼上資源循環学習プラザ(しずもーる沼上)と西ケ谷資源循環体験プラザ(しずもーる西ケ谷)があります。
平成26年2月に開館した「しずもーる西ケ谷(西ケ谷資源循環体験プラザ)」では、家庭から資源ごみとして出されるガラスびんや古布などを利用した4R体験講座のほか、西ケ谷清掃工場の余熱を活用した天然温泉や足湯を体験することができます。
また、平成23年5月の開館以降「しずもーる沼上(沼上資源循環学習プラザ)」では、児童・生徒への環境学習として、ごみの減量意識の向上を図り、将来的なごみ減量に向けた協働環境を醸成するために、小中学校を対象に通年の啓発授業を実施しています。

プログラムの概要

  • ごみに関するテーマ別講座(生ごみ、食品ロス、紙ごみ、4R)及び総合講座
  • ごみに関する体験講座(生ごみリサイクル体験、古紙リサイクル体験)

リサイクル堆肥を使って野菜を栽培を体験する参加者の写真
(1)生ごみのリサイクル堆肥で野菜を栽培する体験授業

古紙をリサイクルして制作した紙の写真
(2)古紙をリサイクルして紙を作る体験授業

さらに、環境学習リーダーの育成として、環境大学を開校しています。静岡市の豊かな自然を将来の世代へ受け継ぐことを目指し、食品ロスやプラスチックなど世界で起こっている問題を様々な角度から学ぶことができます。

静岡市では、イベントの実施や講座募集等を周知するため、従来の広報誌「静岡気分」を用いた情報発信だけでなく、静岡市公式LINEやTwitter等のSNSを用いた情報発信も行っていきます。
多くの方に情報を届けることで、ごみ減量に対する意識の向上を啓発していきます。


(環境大学)ミズウオの解剖


(環境大学)講義風景

5.その他の取組

家庭ごみの削減・4Rの推進

静岡市と株式会社セブンーイレブン・ジャパンは包括連携協定に基づき、市内セブンーイレブン80店舗にペットボトル回収機を設置しています。市民の皆様のペットボトル排出機会の増加やペットボトルのボトルtoボトル(使用済みペットボトルを新しいペットボトルにリサイクルすること)を促進することを目的としています。
ペットボトル回収の仕組み

また、駿府城公園で行われているSHIZUOKAPICNICGARDENに出展し、オリジナル作品づくりや工作体験を行っております。トイレットペーパーの芯やペットボトルなどごみとなってしまうものを使って楽しい工作を行ったり、デザインして自分だけのマイバッグやタンブラーを作って、ごみ減量の意識を高めます。

ピクニックガーデン実施の様子1ピクニックガーデン実施の様子2
ピクニックガーデン実施の様子

紙ごみの削減

静岡市では、古紙や雑がみは自治会、子ども会、PTA等で集団古紙回収を実施しています。また、古紙回収ステーションなど、資源物回収店舗についてホームページに掲載しております。
資源物のリサイクルへのご協力、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ

環境局ごみ減量推進課ごみ減量・リサイクル推進係

葵区追手町5-1 静岡庁舎新館13階

電話番号:054-221-1361

ファックス番号:054-221-1076

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