3 塩見岳周辺 印刷用ページ

最終更新日:
2015年3月26日

写真 塩見岳周辺

A構成・特徴・状態

 塩見岳(3052m)は南アルプス中部に位置し、周囲とは比較的孤立した3000m峰である。北岳よりは小規模だが尖峰を持つ。南アルプス全体を見通す展望地として良好。山頂付近は緑色岩、その周囲に赤色チャートを伴う。緑色岩の大部分は塊状で、まれに不明瞭な枕状構造を持つ。山頂西側の天狗岩は赤色チャート~赤色頁岩からなり、主要登山道で見られる赤色チャートとしては最も色鮮やかである。山頂の西肩にある塩見小屋には、白色チャートが好露出している。
【状態】塩見岳は間ノ岳から荒川三山に向かう縦走路の途中にあるが、この縦走路を利用する登山者は多くはない。大部分は長野側の登山口から三伏峠、塩見小屋を経由して山頂に至り、長野側に下山する。この場合、三伏峠小屋または塩見小屋泊が必要。三伏峠は南アルプス有数のお花畑として知られていたが、近年はニホンジカの食害により荒廃してしまった。

B周辺環境

 大鹿村広河原には中央構造線博物館があり、周囲の地質・地形を紹介している。塩見岳にはこの大鹿村鳥倉林道の豊口登山口から往復するのが代表的コースであり、登山口には登山道の地質に関する案内看板が設置されている。夏期には登山バスが運行されるので、縦走に便利。主稜線縦走路では、熊ノ平小屋、塩見小屋、三伏峠小屋、高山避難小屋を利用する。大井川上流、二軒小屋からは蝙蝠岳を経由して山頂に至る登山道があるが、長距離である。

C価値

 赤石山地の山岳地形の全容を展望できる場所として好位置にある。長野側から四万十帯の緑色岩やチャートなどの海洋底岩石を観察できる場所としても最良。なかでも天狗岩周辺の赤色頁岩・チャートは見事。

D場所

【位置】静岡市葵区と大鹿村との境界。大鹿村広河原、伊那市三峯川上流の林道が登山口、大井川二軒小屋から到達可能。
【緯度・経度】山頂三角点 (N35゜34’ 26”,E138゜11’00”)

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