1 間ノ岳周辺 印刷用ページ

最終更新日:
2015年3月26日

写真 間ノ岳

A構成・特徴・状態

 間ノ岳(3189m)は日本第四位の高峰で、北岳とは対照的に山頂部付近が緩やかで巨大な山体を持つ。山頂付近は砂岩が卓越した白根帯の混在岩からなる。山頂東側にはモレーンを伴う細沢カールとそれに連続するU字谷の細沢、北東部には北沢カールがある。これらカールの頂部は山頂から見下ろすことができる。山頂部には線状凹地が存在し、比較的平坦である。南側の山腹斜面には大小多数の凹凸が発達する。これらの凹凸は,隆起に伴って自重によって山体がつぶれていく過程を示す線状凹地群である。
【状態】南アルプス林道、夜叉神峠-広河原間の鷲の住山付近から、間ノ岳と細沢カールおよびU字谷が遠望できる。山腹南斜面の線状凹地群は、農鳥小屋-西農鳥岳間で観察するのが良い。

B周辺環境

 間ノ岳は北岳から農鳥岳あるいは塩見岳に向かう縦走路上にあり、登山基地は広河原および奈良田となる。登頂には途中の北岳肩の小屋、北岳山荘、農鳥小屋、大門沢小屋、熊の平小屋などを経由する必要があり、山小屋泊数日の本格的な登山となる。登山道は明瞭だが、途中の中白根岳や山頂付近は濃霧時注意。

C価値

 間ノ岳のおおらかな山岳景観は、甲府盆地からも望むことができ、南アルプスを代表するものである。北岳との地形の相違は主として構成岩石の相違に起因する。山頂から南麓にかけての多重線状凹地は、活発に隆起する山地が自重によって解体していく過程を示す顕著な例である。

D場所

【位置】静岡市葵区、南アルプス市、早川町との境界
【緯度・経度】山頂(N35゜38’45”,E138゜13’43”

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