13 大札山周辺: 犬居帯のメランジュと枕状溶岩 印刷用ページ

最終更新日:
2015年3月26日

13 大札山周辺: 犬居帯のメランジュと枕状溶岩の写真

A構成・特徴・状態

 大札山(1374m)は、南赤石林道のほぼ中間地点の大札山の肩から、1時間前後のハイキングで往復でき、聖岳を含む南アルプス南部の山々を望むことができる。肩からは大井川方面および富士山の景観が良い。登山口付近には小規模であるが線状凹地が認められる。尾呂久保をすぎて大札山の肩までの間の林道脇には犬居帯に属するメランジュが各所に露出している。このメランジュは砂岩岩塊を豊富に含み、泥質基質中には光沢を持つ劈開が発達している。肩から北西約1kmの林道脇には厚さ約10mの緑色岩が露出し、その下部は明瞭な枕状組織を持つ。この緑色岩は、犬居帯のメランジュ中のシート状岩塊である。大札山から杉川分岐に至る尾根上の登山道にも、この露頭から連続する枕状溶岩が露出している。
【状態】ここにアクセスするには自家用車またはタクシーを利用することになる。林道は駐車場、トイレ、ベンチが設置された大札山の肩まで舗装され、その先は未舗装となる。メランジュ露頭の一部は風化が進行している。ここの枕状溶岩は、南アルプス周辺では最も簡単に観察できる場所なので、法面保護で被覆されないように保護したい。

B周辺環境

 ここまでならば半日のジオツァーコース、さらに林道を上った山犬段周辺と組み合わせれば一日コースとなる。林道の途中にある川根本町町営の宿泊施設、ウッドハウスおろくぼが利用できる。

C価値

 大札山は舗装された林道とハイキング程度の登山で簡単に南アルプス南部の景観に触れることができるために、来訪者が多い。犬居帯のメランジュが簡単に観察できる。林道脇の枕状溶岩露頭は、南アルプスで最も簡単に枕状構造が3次元的に観察できる場所である。

D場所

13 大札山周辺: 犬居帯のメランジュと枕状溶岩の場所

【位置】川根本町南赤石林道尾呂久保-杉川分岐の手前まで,および浜松市春野町杉川
【緯度・経度】大札山山頂 (N35゜06’13”,E138゜03’43”)

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