20 構造土(網状土・縞状土)ハイマツ・ガンコウラン 印刷用ページ

最終更新日:
2015年3月26日

20 構造土(網状土・縞状土)ハイマツ・ガンコウラン

A構成・特徴・状態

~特徴~
・[景観] 標高2850mの山頂付近に平坦地が広がる。その平坦地を挟んで砂礫地とハイマツ群落が隣接し、植生景観が劇的に変化する様子が見られる。
・[地形] 平坦地頂部には、直径15~30cmの網状土や幅10~20cm・全長50~200cmの縞状土などの構造土(地表面の礫の模様)が連続的に形成されている。
・[植生] 平坦地の東側斜面は樹高50~100cm程度のハイマツに密に覆われるが、ダマシ平の平坦地では、樹高10~25cmのハイマツのパッチや高さ8~10cmのガンコウランのパッチが分布する。
~状態~
・平坦地頂部に見られる網状土や縞状土などの構造土は、現在の環境下で形成され、形がはっきりしている。
・強風が吹きつける風衝地のため、風上の平坦地頂部に生育する樹高の低いハイマツやガンコウランのパッチには枯れた跡が見られる。
・風下の平坦地の東斜面を密に覆うハイマツ群落には、枯れた跡は見られない。

B周辺環境

・ダマシ平下方の大聖寺平では、傾斜が急になり、網状土・縞状土に代わって植被階状土(砂礫地と植物群落が階段状に並ぶ地形・構造土)が形成されている。
・大聖寺平は調査区と同様に風衝地であるため、風上側斜面と風下側斜面で植生分布が異なり、風上側斜面には裸地が広がり、風下側斜面には植物群落が分布する。

C価値

 南アルプスの南部地域の標高3000mに達しない平坦地で、大雪山や北極域に見られる構造土が、現在の環境下で連続的に形成され、維持されているのは珍しい。
 また、砂礫地とハイマツ群落が隣接しすることで、多様な植生景観が1つの場所に凝縮された景観が広がる。いわゆる「箱庭的な景観」と呼ばれる日本の高山景観の特徴が、本地域で見られるという点でも貴重な場所であると言える。

D場所

20 構造土(網状土・縞状土)ハイマツ・ガンコウラン

【位置】
 赤石岳北方の標高2850mの平坦地
【GPS】
 北緯  35°28′21.0″
 東経 138°09′25.0″

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