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更新日:2024年2月15日

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国登録有形文化財 名主の館「小池邸」

小池邸の外観写真

江戸時代の村役人、村方三役(名主・組頭・百姓代)というのは、村落内の行政を行っていました。その代表を、東国では「名主」、西国では「庄屋」と呼んでいたようです。
この時代、領主側の支配機構と、百姓側の接点として、村役人の中ではもっとも重要な役割を担っていたのが名主でした。名主は、村内でもっとも家格の高い百姓であり、また知識層でもありました。
主な仕事は、年貢の取立・管理・戸籍事務・諸書類の作成や他村・領主との折衝など、村政全般を取りあつかっていました。そのために名主の仕事は、たいへんな知的能力と事務能力を必要とされ、「読み書き」「そろばん」が出来なくては、勤まりませんでした。
名主はその職務に対して、年貢の免除や給米・引高などのかたちで、役料をもらっている場合が多かったようです。また、衣料なども一般の百姓では着ることのできない、絹・紬などを着ることが許されていました。
小池邸の内部写真

由比地区で長年名主をつとめた小池家の母屋は、明治期に建てられたもので、建物の外観は低い軒の瓦葺き、正面の潜り戸付きの大戸、格子等、当時の寺尾地域の民家の面影をよく残しています。
大戸の脇には、平瓦をならべ四隅を留め、目地に漆喰をつかったナマコ壁もみられます。
軒先は、腕木を突き出し外側の柱面より外に桁を出した「出し桁造り」となっており、深い軒を支えています。
内部は、たたき土間と六畳の整形四間からなる田の字形四つ目取りの部屋、大黒柱の建つ伝統的な民家の造りです。
また、建物の外回りの石垣は、百年前の美しさをそのままに残します。

ご利用案内

〈開館再開のお知らせ〉
緊急事態宣言が解除されたことを受け、小池邸は、下記の日より開館いたします。

【開館再開日】
令和2年6月2日(火曜日)~

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ご来場に際しては、以下のとおりご理解・ご協力をお願いします。

来場者の皆様へのお願い

  • (1)発熱やのどが痛いなど、風邪の症状がある場合は、入場をご遠慮ください。
  • (2)建物内でのマスクの着用については、来館者個人の判断でお願いします。
    なお、せき等の症状がある場合には、マスクを着用するなど周囲の方へ配慮をお願いします。
  • (3)入場する際には、手指を消毒してください。
  • (4)館内の混雑を防止するため、入場制限を行う場合があります。ご了承ください。

安心・安全にご利用いただくため、皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

【開館時間】
午前9時30分~午後4時30分(3月~10月)
午前9時30分~午後4時(11月~翌年2月)

【休館日】
毎週月曜日・祝日の翌平日
年末年始期間(12月26日~1月5日)

【駐車場】
小池邸前6台(無料)

【施設所在地】
静岡市清水区由比寺尾464番9 054-376-0611
※都合により臨時休館、開館時間を変更する場合があります。

アクセス

  • 電車
    JR由比駅より徒歩10分
    北口からまっすぐ通りに出て、清水方面へ向かう

  • 東名清水ICより約15分
    国道一号バイパスを富士方面に向かい、由比ICで下りる
    • ※詳しくは下記の観光マップをご覧ください。
  • 詳細な地図はこちら

本ページに関連する情報

お問い合わせ

観光交流文化局文化財課小池邸

清水区由比寺尾464-9

電話番号:054-376-0611

ファックス番号:0

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