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更新日:2024年2月15日

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地域デザインカレッジ2019(基礎編)

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地域デザインカレッジ2019(基礎編)とは

まちづくりの専門家や実際に地域で活動されている方からの講義等をとおして「市民主体のまちづくり」「協働」の基礎を学びます。
こ・こ・にの各講座を受講する上で、基礎となる知識が得られます。

学長メッセージ 田辺信宏静岡市長

学長写真

あなたは5年後10年後、どんなまちに住んでいたいと思いますか。私もあなたもこのまちの一員。住み続けたいまちにするために、静岡市には、未来を一緒につくる仲間が必要です。
地域デザインカレッジ2019は、まちづくりへの第一歩。「みんなの力で創る、静岡。」の実現を目指し、共に学び、切磋琢磨していきましょう。

2019年度修了生の声

  • 全体をとおして本当にわかりやすく、何が課題で、どう取り組めばよいか、ヒントをいただくことができました。
  • 地域の中の1人としての自分という視点をもつことができました。
  • 自治会を盛り上げていくノウハウをある程度知ることができました。
  • 住民はただ住むだけという考えから、住民が主体となって地域を動かさなければという考えに変化しました。
  • 今までまちづくりは”大人の人”がやるものと思って何も考えてこなかったので、4回の講座をとおして自分たちも何かしなければという意識が生まれました。
  • 行政と市民のつながりや、住民としてどう自治をしていくのか考えることができました。

講座レポート

第4回 ワークショップ・閉講式

第4回講座風景の写真

第4回講座では、災害時の想定から、地域の自治をふりかえるワークショップを行いました。
講師には地域デザインカレッジ2012年度修了生で(株)CoAct代表取締役の渡嘉敷唯之さん、同じく2012年度修了生の天野浩史さん、伊藤允彦さんをお招きしました。
ワークの前半では、日常をふりかえる4つの質問によって、自分たちの地域の現状を確認しました。後半では避難所運営を想定して、支援物資の分配や衛生管理等についてグループごと考えました。日常の活動が災害時にどのように影響するのか体感するため、前半の質問の答えに応じて、後半、各グループに与えられるヒントが変わりました。最後に渡嘉敷さんが「災害時には平時の課題が顕在化する」とまとめました。
受講生からは「非日常のシミュレーションにより、日常でやるべきことがあぶりだされました。」や「実際にあるとされる問題について考えることができ、とても勉強になりました。」といった声が寄せられました。

第3回 講義

第3回講座では、地域を知るための手法としてアンケート調査について2本の講義を行いました。
まず、静岡県立大学の渡邉聡先生から、「何を調べたいかによって、適切な調査方法は変わる。」「人々が抱いている複雑な考えなどは質問票調査(アンケート)には適さない。」と説明がありました。そのうえで、設問を考える際の注意点について事例を交えて確認しました。
続いて、清沢地区自治会連合会前会長の尾崎行雄さんから、清沢地区全住民アンケートについて紹介がありました。課題に直結した活動を行うためにアンケートを実施したこと、それにより「変える勇気・エネルギー」が生まれたことなど、実施までの経緯や地域にもたらした効果について説明がありました。
受講生からは、「今まさに、自治会の問題を解決すべくアンケートの作成と実施を考えています。注意点を学ぶことができ、有意義でした。」や「自分の住む地域をよりよくするためには、地域の人たちが力を合わせ変えていくことが大切であると学びました。」といった声が寄せられました。

渡邉先生講義中の写真 尾崎さん講義中の写真

第2回 講義

第2回講座風景の写真

第2回講座では、地域課題を解決するための考え方を身につけるために、IIHOE代表者の川北秀人さんによる講義を行いました。
「暮らし方が変わってきたら、地域づくりの在り方も変わってくる。」「行事から事業へ地域づくりは進化していく。」「自治会長は地域の経営をしていかなければならない。」とお話しがありました。そのうえで、「地域づくりにデータが必要なのは『決められない』という『生活習慣病』から抜け出すため」と説明がありました。
受講生からは、「自治会活動を例年どおりやってきましたが、きちんとデータなどをとり、考えなおしやっていきたいです。」や「町内会活動に今まで関心がなく、誰かがやってくれるだろうと思っていましたが、その意識も少しずつ変えていかなければならないと思いました。」といった声が寄せられました。

第1回 開講式・講義

第1回講座風景の写真

第1回講座では、「協働」「市民主体のまちづくり」について基礎となる知識を身につけるため2本の講義を行いました。
まず、静岡大学の日詰一幸先生から、協働は「地域社会が抱える課題解決に、誰がどのように行ったら効果的、効率的かを見直す機会である」と説明がありました。蒲原地区の「地域バス計画」やAIを活用した「乗合タクシー」など市内の事例にも触れ、最後は「協働は目的ではなく、地域課題解決のための手段」であると締めくくりました。
続いて、NPO法人清流の里両河内から、両河内地区における自主運行バス「ココバス」の取組みについてお話がありました。「移動弱者を救う」というコンセプトのもと、利用者の要望に応じて乗換案内やタクシーの予約を行ったり、生活リズムに合わせて順路を調整するなど、具体的なサービスについて紹介がありました。
受講生からは「これから市民として行政とどう協働していくのかを考えたいと思いました。」や「地域課題解決のために必要なことを考えることができました。」といった声が寄せられています。

講座詳細

各回 13時30分~16時30分 会場 清水テルサ

【第1回】6月1日(土曜日)
開講式
講義(1) 現状理解と課題認識の共有に基づく協働によるまちづくり
講義(2) 自主運行バス「ココバス」の歩み

【第2回】6月15日(土曜日)
講義 地域をデータで確認する~これまでとこれからを把握して、持続可能性を高めるために~

【第3回】6月22日(土曜日)
講義(1) 地域を知るための手法~アンケート調査の特徴を学ぶ~
講義(2) 効果的な地域活動のために~清沢地区全住民アンケートから学ぶ~

【第4回】6月29日(土曜日)
ワークショップ 防災で考える自治
修了式

講師紹介

【第1回】
日詰 一幸(ひづめ かずゆき)さん
(静岡大学人文社会科学部長、人文社会科学部法学科教授)
専門は行政学、地方自治論、NPO論。2000年4月~2001年9月、ニューヨーク市立大学都市調査センター客員研究員として、大都市における政治行政の実態調査に従事。

NPO法人清流の里両河内《2016年度修了生》
地域デザインカレッジ修了後、仲間と一緒にNPO法人清流の里両河内を設立。自主運行バス事業を受託し、2018年に修了生有志とともにバスの運行を開始。住民みんなのバス路線となるよう目指す。

【第2回】
川北秀人(かわきた ひでと)さん
(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者兼ソシオ・マネジメント編集発行人)
京都大学卒業後、(株)リクルート、NGO代表等を経て、IIHOE設立。NPO、市民団体、行政との協働の基盤づくりを進めている。2012~17年、「地域デザインカレッジ」コーディネーター。

【第3回】
渡邉聡(わたなべ さとし)さん
(静岡県立大学国際関係学部副学部長、国際関係学科教授)
専門は社会心理学、社会学。主な研究テーマはグローバル化と大衆文化。社会調査を利用した研究を自ら行うとともに、行政、シンクタンク、NPOが実施する各種の調査にも協力。

尾崎行雄(おざき ゆきお)さん《2016年度修了生》
(清沢地区自治会連合会前会長)
清沢地区の住民の需要を踏まえ、効果的な地域活動が何かを住民と考えるため、1世帯1枚ではなく、中学生以上の住民全員約1,000人を対象にアンケートを実施。回収率は9割を超えた。静岡市議会議員(現在1期目)

【第4回】
渡嘉敷唯之(とかしき ただゆき)さん《2012年度修了生》
((株)CoAct 代表取締役)
地域デザインカレッジ修了後の2013年に(株)CoActの前身となる「そなえざぁ しぞ~か」を設立。「災害後も高齢者や障がい者が安心して暮らせる社会を創る」を理念に、主に福祉事業所の災害対策支援を行う。

申込み(終了しました)

募集要項

対象 原則全ての回に参加できる18歳以上の方

定員 50人(応募用紙による選考あり)

受講料 1,000円
*納入後の返金はできませんのでご了承ください。

期間 2019年6月1日(土曜日)~6月29日(土曜日)

時間 13時30分~16時30分

会場 静岡市東部勤労者福祉センター 清水テルサ(静岡市清水区島崎町223)

応募方法

2019年5月20日(月曜日)までに市HPの申込みフォームからお申込みください。
応募用紙を郵送またはFAXで送付、直接持参することも可能です。
郵送・直接持参 〒420-8602 静岡市葵区追手町5-1 静岡庁舎15階 生涯学習推進課
FAX 054-221-1758

選考結果について

選考後、5月24日(金曜日)頃に結果通知を発送します。
※受講決定者は「受講決定のお知らせ」と受講料1,000円を持参のうえ、6月1日(土曜日)の開講式にお越しください。

お問い合わせ

市民局生涯学習推進課人づくり事業推進係

葵区追手町5-1 静岡庁舎新館15階

電話番号:054-221-1207

ファックス番号:054-221-1758

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